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往年の名作PCゲームを現行機で楽しめる「EGGコンソール」シリーズに、また一つ印象的なタイトルが加わった。2026年1月29日、**D4エンタープライズによる第85弾として、コンパイル**が1991年に発売した『ワンダーランド オブ カーバンクル MSX2』の配信がスタートしている。
本作は、コンパイル作品を象徴するマスコットキャラクター「カーバンクル」を操作するシューティングゲームだが、一般的なSTGとは一線を画す設計が特徴だ。敵を撃つ爽快感に加え、木から落ちてくるリンゴを集めるという明確な目的が設定されており、一定数を集めることでボス戦へと進行する。単なるスコアアタックではなく、ステージ攻略そのものにパズル性が組み込まれている点がユニークである。

同時代の『アレスタ』シリーズや、純粋な反射神経を求められる縦スクロールSTGと比べると、『ワンダーランド オブ カーバンクル』はテンポがやや穏やかで、プレイヤーに考える余地を与える作りになっている。かわいらしい見た目とは裏腹に、リンゴ回収の効率や敵処理の順序を意識しなければならず、遊び込むほど奥深さが見えてくるタイプの作品だ。
Nintendo Switch版では、当時のマニュアルを閲覧できる「ギャラリー」モードも搭載されており、90年代PCゲーム文化を知る資料としての価値も高い。懐かしさだけでなく、ゲームデザインの試行錯誤を振り返る楽しみも味わえるだろう。
レトロシューティングに刺激や難度の高さを求める人には物足りないかもしれないが、キャラクター性とアイデア勝負のゲームを楽しみたい人にとって、本作は今なお個性が際立つ一本と言える。
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