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火曜日, 1月 27, 2026

3D全盛期に2Dで挑んだ異端の傑作――『ガーディアンヒーローズ』発売30周年

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Taro Uno
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3Dポリゴンが“次世代”の代名詞として語られていた1990年代後半。その潮流の中で、2Dアクションの可能性を真正面から突きつけ、多くのゲームファンの価値観を揺さぶった作品がある。1996年1月26日に発売された**ガーディアンヒーローズ**だ。本日で30周年を迎えた本作は、今なおセガサターンを語るうえで欠かせない存在となっている。

当時は“次世代機戦争”の真っただ中で、話題の中心は3D表現にあった。しかし本作は、**セガ**が誇る2Dスプライト処理能力を極限まで引き出し、「サターンは2Dでこそ真価を発揮する」と強烈に印象づけた。画面を埋め尽くすキャラクター、派手なエフェクト、それでも破綻しない操作感は、当時としては驚異的だったと言える。

開発を担当したのは、“職人集団”と称された**トレジャー**。一見するとベルトスクロールアクションだが、実際には対戦格闘ゲームのコマンド技やコンボ、RPG的な成長システムを大胆に融合。単なる連打では通用せず、プレイヤーの理解と習熟がそのまま楽しさに直結する設計が光っていた。

物語面でも、ルート分岐やマルチエンディングを採用し、周回プレイを前提とした構成は当時としては異例のボリューム感を誇る。アンデッドヒーローという強力な存在をどう使うかというジレンマも、戦闘に独特の緊張感を与えていた。

 

最大6人同時対戦が可能な対戦モードでは、キャラクター数と画面の情報量が暴力的とも言えるレベルに達し、バランスは意図的に崩壊。それでも成立していたのは、“勝ち負け以上に楽しむ”という設計思想が貫かれていたからだろう。

30年を経た今も、『ガーディアンヒーローズ』は単なる懐古の対象ではない。2Dという表現手法に、まだ無限の可能性があったことを思い出させてくれる、時代を越えた一作なのである。

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