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火曜日, 4月 7, 2026

探偵はもう、死んでいる。|ファン向けに見えて“体験型ストーリー”として成立しているのか?

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小林 舞
小林 舞
5878762 北海道青山市南区田辺町青山5-8-7- admin@suppergamez.com
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正直、このタイトルのゲーム化を最初に聞いたとき、「ノベルゲーで終わるんじゃないか?」と思っていた。
でも実際に触れてみると、探偵はもう、死んでいる。Nintendo Switch版は単なるファンディスク以上のポテンシャルを感じる作品だった。

原作ファンとしても、ゲーム好きとしても、意外と語れるポイントが多い。

ストーリー体験は“読む”から“選ぶ”へ

まず大前提として、本作はストーリー重視。
原作である探偵はもう、死んでいる。の魅力であるテンポの良い会話と伏線の張り方はしっかり再現されている。

ただし、ゲーム版では“選択肢”があることで印象が変わる。
同じ展開でも、プレイヤーの選択によってキャラクターの見え方が微妙に変化するのが面白い。

特にシエスタとのやり取り。
原作だと完成された関係性として描かれていたが、ゲームでは少し“自分が関与している感覚”が強くなる。

この没入感は、単なるアニメ・ノベルの再現では出せない部分。

ゲーム性は控えめだが、その分“テンポ”がいい

いわゆるアクションやRPG要素はほぼない。
だから「ゲームとして物足りない」と感じる人もいると思う。

ただ個人的には、この割り切りは正解。
中途半端にミニゲームを入れるより、ストーリーに集中できる。

UIもシンプルで操作ストレスが少なく、携帯モードとの相性がかなり良い。
寝る前に1章だけ進める、みたいな遊び方がちょうどいい。

他のノベルゲームと比べてどうか

同ジャンルだと『シュタインズ・ゲート』や『このすば』のゲーム版と比較されると思う。

正直、システム面ではそこまで革新はない。
分岐の複雑さも中程度で、 hardcoreなノベルゲーマーにはやや物足りないかもしれない。

ただし、本作の強みは“キャラの魅力を崩さないこと”。
原作の空気感をそのまま保ちながら、プレイヤー体験に落とし込んでいる。

ここはかなり丁寧に作られている印象。

ファン向けか?それとも新規でも楽しめるか?

これは正直に言うと、ファン寄りの作品ではある。

キャラクターの関係性や背景を知っている方が、明らかに楽しめる。
ただし、ゲームとしての導線はちゃんと作られているので、完全新規でも理解はできる。

むしろ「アニメ第2期前に触れる入り口」としてはかなり良いポジション。

 

総評|“キャラゲー”を超えるかはプレイヤー次第

結論として、
探偵はもう、死んでいる。Nintendo Switch版は典型的なキャラゲーに見えて、意外とちゃんと作られている。

ただし、求めるものによって評価は分かれる。

  • アクション性を求める人 → 合わない
  • ストーリーとキャラを楽しみたい人 → かなり満足できる

個人的には、
**「静かに没入できる作品としてはアリ」**という評価。

派手さはないけど、原作の魅力を壊さずに“体験”へ昇華した点は素直に評価したい。

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