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猫ミームと麻雀、そして風水思想という異色の要素を融合させた
風水ニャン牌
が、Steamで正式リリースされた。開発を手がけるのは Wavebreak Studio、パブリッシングは HARRISONWORLD。一見ネタ寄りの作品に見えるが、実際に触れると設計の芯はかなりストイックだ。
本作の“物語”は、明確なシナリオで語られるタイプではない。プレイヤーは「気」の流れを読む風水ニャン術師として、毎局ランダムに与えられる状況と向き合う。その過程で、手牌・方位・宝物配置が噛み合った瞬間に生まれる流れそのものが、一局一局のドラマになる。これは物語を読むゲームではなく、「結果から物語を想像する」タイプのローグライク体験だ。

麻雀ルールをベースにしながらも、対人戦の読み合いではなく、ビルド構築と確率管理に重きを置いている点は、従来の麻雀ゲームとは明確に異なる。同じローグライク系パズルと比べても、風水宝物による吉凶効果や方位管理は独自性が高く、プレイ感はかなり別物だ。一方で、猫ミームを前面に押し出した演出により、思考疲れを感じにくいバランスも巧みである。
【個人的な意見】
『風水ニャン牌』は、見た目の軽さでプレイヤーを引き込み、気づけば本格的な最適解探しに没頭させるタイプの良作だと思う。麻雀が分からなくても遊べる間口の広さと、理解するほど深まる戦略性の両立は、インディーならではの強みと言えるだろう。
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