『TOKYO SCRAMBLE』がNintendo Switch™ 2専用タイトルとして本日発売。手がけるのは『ENDER LILIES』などで知られるBinary Haze Interactive。幻想的かつ退廃的な世界観に定評のある同社が、今度は“地下東京”という新たな舞台に挑む。
物語は首都圏崩落から始まる。主人公アンが目覚めたのは、地下世界【Zipang】。そこでは恐竜の末裔【Zino】が独自進化を遂げ、音や気配に反応して襲いかかる。攻撃手段を持たない少女が、生き延びるために頼るのは観察力と判断力。まさに“生態パズル”という表現がしっくりくる設計だ。

ゲーム性はステルス、戦略アクション、瞬間判断型バトルが融合。単なる回避ゲームではなく、「フラッシュ」や「アラーム」などのアプリ機能を使った状況操作が鍵となる。操作自体はシンプルだが、求められるのは敵の視線・聴覚・巡回パターンを読む力。緊張感は『INSIDE』や『Little Nightmares』に近いが、本作はより能動的で戦略的だ。
特筆すべきは“おすそわけ通信”。最大4人で役割分担する協力プレイは、単なるマルチではなく、意図的に混乱を生む設計。意思疎通が乱れれば即失敗というスリルが、ゲーム体験を一段深いものにしている。

総合評価として、『TOKYO SCRAMBLE』は派手さよりも緊張と没入を重視した挑戦作。価格も手頃で、Switch 2初期ラインナップとしては実験精神に富む一本だ。
筆者の見解として、本作は“考えるアクション”の新しい形を提示している。恐怖を撃つのではなく、理解し、読み、切り抜ける。その体験は確実にプレイヤーの感覚を研ぎ澄ます。地上へ辿り着いたとき、きっと自分自身の成長も感じられるはずだ。
関連リンク
- 「TOKYO SCRAMBLE」公式サイト: https://tokyoscramble.com/
- Binary Haze Interactive 公式X: https://twitter.com/BinaryHaze_JP