レトロゲームを現代のハードで楽しめる「EGGコンソール」シリーズに、新たなタイトルが加わりました。
琥珀色の遺言 PC-8801mkIISR
が2026年3月5日よりNintendo Switchで配信開始となりました。
本作は1988年に
リバーヒルソフト
が発売したアドベンチャーゲームで、現在は
D4エンタープライズ
によって復刻されています。

大正ロマンの世界で展開する推理ドラマ
『琥珀色の遺言』は「藤堂龍之介探偵日記シリーズ」の第一作にあたる作品です。
物語の舞台は大正時代。プレイヤーは探偵・藤堂龍之介となり、洋館「琥珀館」で起きた殺人事件の真相を追うことになります。
ゲームは登場人物との会話や探索を通して情報を集め、事件の手がかりを見つけていく形式で進行します。複雑に絡み合う人物関係や、徐々に明らかになっていく事件の背景が、プレイヤーの推理心を刺激します。
セピア調の世界観と大正ロマンの雰囲気は、現代のゲームにはない独特の魅力を持っており、物語への没入感を高めています。

推理ゲームとしての魅力
本作の特徴は、単なる選択式のストーリーゲームではなく、プレイヤー自身が推理しながら事件を解決していく点です。
作中では手帳を使って情報を整理する場面もあり、まるで本物の探偵のように事件を分析していく体験が楽しめます。
館の中を探索し、証拠を見つけ、登場人物との会話から新たな手がかりを得る。こうした地道な調査が積み重なることで、事件の全貌が少しずつ見えてきます。
同ジャンル作品との比較
ミステリーアドベンチャーゲームといえば、
逆転裁判
や
かまいたちの夜
などの名作が知られています。
これらの作品と比べると、『琥珀色の遺言』はよりクラシックな探偵小説の雰囲気を持っています。派手な演出やドラマチックな展開よりも、落ち着いた雰囲気の中で推理を楽しむタイプの作品と言えるでしょう。
Switch版ならではの新要素
今回のEGGコンソール版では、新たに「ギャラリー」モードが追加されています。
当時のマニュアルやパッケージデザインなど、1980年代のゲーム文化を感じられる資料が閲覧できるため、レトロゲームファンには嬉しい要素となっています。
オリジナル版を遊んだことのあるプレイヤーにとっては懐かしさを感じられ、初めて触れる人にとっては歴史的なゲーム作品として楽しめるでしょう。
総評
『琥珀色の遺言』は、1980年代の日本のPCゲーム文化を代表するミステリーアドベンチャーの一つです。
現代のゲームに比べるとシステムはシンプルですが、その分、物語や推理の楽しさがしっかりと味わえる作品になっています。
Nintendo Switchで気軽にプレイできるようになったことで、レトロゲームファンだけでなく、推理ゲームが好きなプレイヤーにとっても新たな発見となるタイトルと言えるでしょう。