2026年4月3日、女優・孫儷(スン・リー)が主演を務める新作ドラマ『原地逃離』が正式に発表され、同時にキャラクターポスターも公開された。孫儷をはじめ、秦海璐(チン・ハイルー)、馮紹峰(ウィリアム・フォン)、秦俊傑(チン・ジュンジエ)、房子斌(ファン・ズービン)、王聖迪(ワン・ションディ)、何思甜(ホー・スーティエン)といった俳優陣が名を連ねている。

今回の発表で特に注目を集めたのは、キャストの表記方法だった。従来の中国ドラマでは、「主演」「特別出演」などの肩書きや出演順(いわゆる“番位”)が明確に示されるのが一般的だが、本作ではそれらを一切排し、出演者の名前を一行で並べるシンプルな形式が採用された。この“フラットな表記”は公開直後からSNS上で話題となり、「久しぶりに競争感のないキャスト発表」「作品本位の姿勢が感じられる」といった声が広がった。
内容面でも本作は注目を集めている。物語は、二人の母親がそれぞれの娘を“光の中で生きさせる”ために、約5年にわたる対峙を繰り広げる姿を描く。サスペンス要素を軸にしながら、登場人物の内面の葛藤や選択が重層的に描かれる構成となっており、心理ドラマとしての側面も強い。
孫儷にとっては、社会性とドラマ性を兼ね備えた役柄への再挑戦とも言える本作。キャスト表記の新たな試みとあわせて、『原地逃離』は制作姿勢と内容の両面から、今後の中国ドラマ市場における一つの動向を示す作品として注目されている。