「雲之羽~揺らめく愛、刹那の二人~」(2023年配信)や「度華年 The Princess Royal」(2024年)、「桜桃琥珀(私たちの季節)」(2025年)などのヒット作で人気を急速に拡大してきた95後俳優チャン・リンホー(張凌赫)。現在、2026年に配信予定とされる主演3作品が中国SNSで大きな関心を集めている。

1作目は、権謀とロマンスを融合させた時代劇「逐玉」。チャン・リンホーが演じるのは、肉屋の娘を演じるティエン・シーウェイ(田曦薇)と偽装結婚する没落侯爵・謝征だ。物語はライトコメディー、戦争、権力闘争といった要素を織り交ぜながら展開される。監督は「九重紫」を手がけたツォン・チンジエ(曾慶傑)、脚本は「星漢燦爛」のゾウ・ユエ(鄒越)が担当。衣装やメーク、美術面にも強いこだわりが見られ、戦場シーンは浙江省の横店影視城で「年間最優秀」と認定された。謝征がよろい姿でキジの羽飾り付きの冠を着用したビジュアルは公開直後から大きな反響を呼んだ。本作は3月6日に愛奇芸と騰訊視頻で同時配信予定で、視聴予約数は200万人を突破。韓国JTBCが放映権を購入したとも伝えられている。
2作目の「這一秒過火」は、民国時代を背景に悲恋とサスペンスを掛け合わせた作品で、チャン・リンホーは軍閥の御曹司・慕容清嶧を演じる。一家惨殺事件、国家と家族の敵対関係、禁断の恋という三重構造の物語が描かれる。劇中の軍閥スタイルは微博でたびたびトレンド入りし、大きな話題となった。本作は2026年第2四半期に愛奇芸で配信予定で、現時点で視聴予約数は100万件を超えている。

3作目の時代劇「帰鸞」は、主人公の逆襲と権謀を軸に展開する作品。母が遊郭の花魁という出自を持ち、市井のごろつきから北境の帝王へと上り詰める蕭厲をチャン・リンホーが演じる。没落王女・温瑜を演じるリン・ユン(林允)との恋愛と、複雑な権力闘争が物語の二軸となる。2026年1月にクランクインしたばかりだが、役作りのためにチャン・リンホーが筋肉を8キロ増量し、肌を日焼けさせたことでも注目を浴びている。白髪ビジュアルへの評価も高く、騰訊視頻での予約数は50万件を超え、2026年下半期の配信が見込まれている。
3作品を巡っては、騰訊視頻が権謀色の強い「逐玉」と「帰鸞」を前面に打ち出し、愛奇芸は「這一秒過火」で民国ロマンスと映像美を強調する構図が見られる。配信成績次第では、95後俳優の勢力図に変化をもたらす可能性もあり、チャン・リンホーの今後の動向に業界内外の視線が集まっている。