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武侠ドラマ『赴山海』は、主演のエレノア・リー(李凱馨)をめぐる「侮辱発言」騒動で一時配信延期となっていたが、彼女が裁判で勝訴したことで状況が大きく進展。制作側も誹謗中傷アカウントに対し法的措置を開始し、配信準備が再び本格化している。
「中国人はばか」録音の真相は…元スタッフによる捏造
『赴山海』は2024年秋にクランクアップし、今年5月の配信を目指して準備が進んでいたが、エレノア・リーのものとされる「中国人はばか」などの発言が入った音声が拡散され、放送が急遽中止となった。
しかしその後の調査で、録音は元アシスタントが会社との労務トラブルの中で私的に行ったものであり、編集・捏造されたものであることが判明。裁判でもエレノアの無実が証明され、名誉が回復された。
9アカウントを刑事告訴準備、損害は約2000万元に
騒動後、SNS上では複数のアカウントによる誹謗中傷がエスカレートし、配信遅延による損害だけでなく、AIによる出演シーンの顔差し替え費用もかさみ、予算超過は2000万元(約4億円)に及んだ。
制作側は現在、少なくとも9のSNSアカウントに対して名誉毀損で刑事告訴の準備を進めており、違法な妨害行為に対しては今後も法的措置で対処していく構えだ。
テンセントで850万予約、『赴山海』配信再始動へ
すでにテンセントビデオでは850万件以上の視聴予約が入り、配信を待ち望む声も多い『赴山海』。現在は8~9月の配信に向けて、残された障害の最終整理が行われていると見られる。
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