中国の俳優バイ・ジンティン(白敬亭)の最新主演作として、歴史ドラマ「戦争和人」の情報が解禁され、作品内容やキャスティングに注目が集まっている。ラブロマンス作品で人気を拡大した直後の新作ということもあり、俳優としての転機となる一作になりそうだ。
バイ・ジンティンは昨年、ジャン・ルオナン(章若楠)と共演したラブロマンスドラマ「あの日の君と(難哄)」がヒットし、微博(ウェイボー)をはじめとするSNSのフォロワー数が約200万人増加した。柔らかく繊細な演技が幅広い層から支持を集め、俳優としての認知度と影響力を大きく高めた。その勢いを受け、次なる主演作として今年3月にクランクイン予定のドラマ「戦争和人」の存在が明らかになった。

「戦争和人」は、中国で最も権威のある文学賞の一つとされる茅盾文学賞を1997年に受賞した、作家・王火(ワン・フオ)の同名小説を原作とする。国民党幹部であり法学の権威でもある童霜威と、その息子・童家霆を中心に、一家の変遷と個々の人生の浮沈を描きながら、日中戦争期の中国南部を舞台とした壮大な歴史の流れを映し出す重厚な物語だ。
原作小説は三部作構成で、物語は父親である童霜威の視点から始まるが、ドラマ版では構成が変更され、バイ・ジンティン演じる息子・童家霆の視点を軸に展開されるとされている。若い世代の目線を通して激動の時代を描くことで、現代の視聴者にも感情移入しやすい作品になることが期待されている。
キャスティング面でも話題は多い。童霜威役には、「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」などで知られる実力派俳優ユー・ハーウェイ(于和偉)の出演が明らかになっており、重厚な父親像をどのように演じるのか注目されている。また、童家霆の初恋の相手役として、リー・ランディー(李蘭迪)の名前が有力候補として挙がっている。
リー・ランディーは昨年末、ディン・ユーシー(丁禹兮)と共演する時代劇「月都花落」への出演が報じられたものの、その後はキャスティングの難航が伝えられていた。そうした状況の中で、「戦争和人」への出演が現実味を帯びているとみられており、実現すれば物語に繊細な感情の軸を加える存在となりそうだ。
ラブロマンスで培った人気を背景に、歴史という重いテーマに挑むバイ・ジンティン。「戦争和人」は、彼にとって演技の幅と深みを示す重要な作品になる可能性が高く、今後の制作発表や続報にも関心が集まっている。