株式会社Asobiholicが手がける基本プレイ無料MMO Neden のデモ版が近日公開予定と発表されました。今回先行実装されるのは、プレイヤーが街中の看板に自分の画像を掲出できる「画像アップロード機能」。正直に言って、これはかなり挑戦的な試みです。
通常のMMOでは、ハウジングやアバターカスタマイズが“自己表現”の中心です。しかし『Neden』は一歩踏み込み、街そのものをプレイヤーのキャンバスに変えようとしています。公共エリアの看板をレンタルし、画像を表示し、さらに外部URLまでリンク可能。つまり、ゲーム内からSNSやポートフォリオへ直接誘導できる構造です。これは単なる装飾機能ではなく、ゲームと現実世界を接続する広告的・創作的プラットフォームとも言えます。

同ジャンルで比較すると、Roblox はユーザー生成コンテンツの自由度で知られ、Second Life は仮想空間ビジネスの先駆けでした。『Neden』はその中間に位置しつつ、より直感的な“街広告”という形でUGC(ユーザー生成コンテンツ)を拡張している印象です。
一方で、自由度が高い分、コンテンツ管理や不適切投稿への対応は重要な課題となるでしょう。ローテーション方式によって常に景観が変化する仕組みは面白いですが、秩序と混沌のバランスがゲームの印象を左右します。

今回のデモ版は、単なる体験版ではなく“思想の公開テスト”。プレイヤーが世界観の一部を担うという設計は、成功すれば新しいMMOの形を提示する可能性を秘めています。個人的には、この機能がコミュニティと創作文化をどう育てるのかに注目したいところです。街が本当にキャンバスになるのか、その答えはプレイヤーの手に委ねられています。
https://store.steampowered.com/app/1584240/Neden/