時代劇ドラマ『江湖夜雨十年灯』では、李昀锐と万鹏がタッグを組み、宿命に翻弄される“正と邪の切ない愛”を描き出し、物語の大きな見どころとなっている。李昀锐が演じる慕正明は魔教の幹部という立場にあり、冷静かつ果断な人物。一方、万鹏が演じる女侠・蔡平殊は、正義感にあふれ勇敢な存在で、ヒロインの叔母であり武術の師匠でもある。

立場の異なる二人は、対立と葛藤を抱えながらも感情的に深く結びついていく。雪景色の中で繰り広げられる対峙のシーンは緊張感に満ち、感情が段階的に高まることで、強いドラマ性を生み出している。
この封印された過去は、二人の複雑で解きがたい関係性を形作るだけでなく、主人公・慕清晏の復讐という主軸にも深い影響を与え、江湖の恩怨にとどまらない感情的な厚みを物語に加えている。

万鹏は今回、赤衣の女侠として登場し、凛々しさと悲哀を併せ持つ姿を披露。血だまりの中で崩れ落ちる場面や、病床でなお消えぬ執念を宿した眼差しなど、壊れやすさを繊細かつ抑制の効いた演技で表現している。李昀锐との未完の感情線も、物語を動かす重要なサブラインとなっている。
近年、万鹏は作品選択の幅を広げ、青春学園ものから時代劇アクションまで多様なジャンルに挑戦してきた。『万古最强宗』で見せたアクションシーンは、身体表現における新たな一面を示している。時代劇における冷静で芯の強い雰囲気は、彼女自身のクラシック舞踊の素養とも相まって、役柄により高い存在感を与えている。

競争の激しい映像業界の中で、万鹏は安定した活動と役柄の多様性によって着実に支持を積み重ねている。『江湖夜雨十年灯』の放送に伴い、“正邪の宿命”を描く感情ラインでの演技も、視聴者の注目を集める要素の一つとなっている。