『マブラヴ』シリーズ最新作
マブラヴ ガールズガーデン
(通称:マブガル)のアプリ版事前登録者数が10万人を突破した。放置系RPGという比較的ライトなジャンルでありながら、ここまでの数字を短期間で積み上げた背景には、単なるIP人気以上の要因が見えてくる。

本作の物語は、従来の『マブラヴ』が描いてきた“人類存亡を懸けた極限戦争”をそのままなぞるものではない。学園という日常的な舞台に、MG(戦術機の系譜を引く装備)と敵性存在の脅威を持ち込み、「平穏と戦場が隣り合わせに存在する世界」を再構築している点が特徴だ。新イベント「月下に咲くは白百合の旗」では、そのバランスがより明確に描かれ、生徒たちが迫り来る危機にどう向き合うのかが丁寧に描写されている。

新SSR「リュシー・ムーアクロフト」は、回復特化という役割以上に、“仲間に寄り添う存在”として物語的な安心感を与えるキャラクターだ。放置系RPGは効率や数値が重視されがちだが、本作ではキャラクター性とシナリオが動機付けとして機能している点が印象的である。

では、なぜ事前登録がここまで伸びたのか。第一に、『マブラヴ』という重厚な世界観を、フルオート放置系という間口の広い形式に落とし込んだ判断が大きい。第二に、PC版とアプリ版の連携や、無償ジェム1万個といった明確な“始めどき”を用意した点も見逃せない。そして、アニメイトカフェ Gratteとのコラボに象徴されるように、ゲーム外でもIP体験を広げている点が、ファンの参加意欲を後押ししている。
【個人的な意見】
『マブラヴ ガールズガーデン』は、シリーズの重さを薄めるのではなく、“別の角度から触れられる入口”を用意した作品だと感じる。事前登録10万人という数字は、その方向性が支持された結果であり、今後はシナリオ更新の質が、長期的な評価を左右する鍵になるだろう。